POC-DCの想い

「同じアイデアは世界で同時に3人が思いつく」

という言葉のとおり、アイデアを思い付いた後にすぐに行動に移せるかが新規事業を成功させる重要な要素です。他社(特に海外)が同様のサービスをリリースし「やられた!」「こっちが先に思いついてたのに!」のような悔しい思いを誰もが一度は体験しているのではないでしょうか。アイデアを思いついてからスピードを持って行動できない理由はなぜでしょうか。

 

大手企業の場合

日本人は慎重な性格なのか「根回し」や「責任」という言葉を重んじ、行動を移す前に全体の合意形成を行おうと考えます。また「失敗」というレッテルを恐れ、失敗が露呈する行動を避ける傾向が強いです。そもそも革新的なアイデアは理解が難しく半分以上の人が反対するため、結局ROIがはっきり算出できるような課題解決型(ニーズ志向)のサービスに偏る傾向となります。

 

中小やベンチャー企業の場合

オープンイノベーションが注目されているように、現在の複雑な社会では単一の技術で実現できるサービスは少なく様々な要素技術やアイデアの融合が不可欠です。中小企業やベンチャーの場合、所有している技術やリソースが一つの分野に偏ってしまうため自力でのサービス創出が難しい状況となります。

 

当社を創業する以前より

「こんな面白いアイデアがあるのだが、実現する手段がわからない。」

「ソフトウェアは社内で作れるのだが、ハードウェアの知見がない。」

このような相談をたくさん受けておりました。

 

当社メンバーは、事業企画・マーケティング・ハードウェア開発・ソフトウェア開発・フィールド検証をワンストップで実行可能なため、短納期・低コストでPoCを実施することが可能です。

当社の経営理念の

「お客様の実現したいを実現する」

は、このような当社の想いから作られております。

POC-DCの強み

「ハードウェア開発」「ソフトウェア開発」「フィールド検証」をワンストップで提供できるため、ある専門に偏らない技術創出が可能なことが最大の強みです。

ハードウェアにはハードウェアエンジニアの理屈があり、ソフトウェアはソフトウェアエンジニアの都合で実装されるとトータルシステムで見たときに合理性に欠けるリスクがあります。この合理性の欠如は「サービス品質の低下」「サービス原価の上昇」「サービス拡張性の低下」を招いてしまいます。

また、当社では「フィールド検証」というユニークな専属チームを設置しています。IoTで実現されるデジタルツインの世界ではバーチャルだけでなく現実世界での振る舞いが発生するため、この「フィールド検証」というフェーズが大変重要になります。

ハードウェア開発

ハードウェア開発は「何かを達成する手段」と捉え、包括的な方法提案をハードウェアの観点で行います。「フィジビリティスタディ」と「ビジネスコンセプト」の両方を並行思考しながらPoCを行います。

対応可能技術

  • 電子回路設計(ディジタル アナログ 絶縁電源 高周波6GHzまで実績あり)
  • PCBレイアウト設計 (4層貫通 8層ビルドアップ)・デジタル/アナログ高周波回路・逆F型パターンアンテナ混在設計
  • ASIC(デジタル・アナログ・RF混在 シングルダイ)開発
  • 筐体設計 モデリング・板金・注形(DS Solid Works)
  • トータルシステム設計開発・試作製造
  • EMC対応

ソフトウェア開発

お客様からのご依頼をもとに最適なアーキテクチャ設計・開発・試験までをワンストップで提供します。また、他プロジェクト連携などのプロジェクトマネジメント業務も承っております。

対応可能技術

領域
Web系・制御系・スマートフォンネイティブアプリ・GNSS制御・フィルタ・モデリング・推測航法・GIS・地図・画像解析・3Dグラフィックス・DL/ML・ビッグデータ解析・低レイテンシ・高負荷システム
言語
C・C++・C#・VB・Java・javascript・PHP・python・.NET・node.js・Angular・React・HTML5・CSS3
OS
Linux・Windows・Android・iOS
DB
PostgresSQL・MySQL・Oracle・MongoDB・NoSQL
Cloud
AWS・GCP

フィールド検証

OODA

当社は長年の評価・検証の実績からOODAループをベースとした独自の検証フレームワークを有しています。

「仮説立案」の工程の前後の「基礎データ収集」と「事前仮説検証」が特徴的で、この工程によりもっとも負荷が高くやり直しが難しい「試験」工程の最適化をはかっております。

プロジェクトの特徴を十分に考慮した最適な評価・検証プロセスをご提案いたします。

POC-DCのメンバー

小神野和貴 Kazuki Okano

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GNSSシステム開発・屋内測位・屋内超高精度時刻同期・アナログ/デジタル高周波回路設計・無線測位/時刻同期技術の研究開発・コンサルティング

GNSS領域のハードウェア研究開発エンジニアとして25年。15年前からGNSSの世界で初めて屋内測位に着目し研究開発を行い成功。標準化を行う。2017年より屋内高精度時刻同期の研究開発を開始し、屋内時刻同期で10ナノ秒以下の精度を達成。iPNTとして標準化に参画。研究開発から回路/基板設計、試作機の組み立てから検証まで一貫して行う。事業実現のための技術に主眼をおいて活動している。

POC-DCでは、ハードウェア開発・GNSS・無線技術調査・コンサルティングを担当する。

横田智紀 Tomonori Yokota

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ITアーキテクチャ・Webシステム開発・制御システム開発・ネットワーク設計・サーバ設計・GNSS・屋内測位・GIS・事業企画・プロジェクトマネジメント

フルスタックエンジニアとして歴15年。某スポーツメーカとの世界初の携帯電話のGPSを活用したスポーツ支援サービスを立ち上げたことを皮切りにGNSS業界に携わる。

ソフトウェア開発だけでなく新規事業や会社設立に多数参画。ビジネス目線での技術立案・開発に強みを持ちセミナー講師なども行う。

POC-DCでは、コンセプト・技術立案・ビジネスモデル立案・プロジェクトマネジメント・ソフトウェア開発を担当する。

長田幸仁 Yukihito Osada

長田幸仁

GNSS・GNSSに関するリサーチ/コンサルティング・電波測定に関する検証/評価・地震・海底地殻変動

博士号取得後、東北大学にて研究者として海底地殻変動に関する研究とその研究で使用する機器の開発を10年行い東北地方太平洋沖地震の解明に貢献。

2015年よりGNSSに関するリサーチに従事。

大手通信キャリアが開始したGNSS補正情報サービスの立ち上げ時から参画し、サービスの精度検証や技術提案をおこなうなどフィールド検証に豊富な実績を持つ。

POC-DCでは、検証/評価の立案/実施・コンセプト/技術立案を担当する。