ビジネス判断のためのPoC
VUCAという「先が読めない」時代において、新規事業立ち上げ前にPoC (Proof of Concept)フェーズを実施するケースが増えています。
しかしながら、
「PoCで成果があげられない」・「PoCから次のフェーズにいけない」
という声を耳にするのはなぜでしょうか？
当社は、この原因をPoCがフィジビリティスタディ（実行可能性調査）に限定的になっているためと考えております。新規事業におけるPoCは、「フィジビリティスタディ」と「ビジネスコンセプトの検証」の同時作業が不可欠です。PoCフェーズを実施する場合、ハードウェア・ソフトウェア・評価をリーン開発することが重要ですが、一般的なシステム開発会社に外注した場合、どうしても「フィジビリティスタディ」に限定してしまい、ビジネス的な判断が難しくなります。
PoCは、「ビジネスコンセプト検証」と「フィジビリティスタディ」の２つのカテゴリで実行されます。 当社では、それぞれの領域について、各専門のスペシャリストが担当し、従来のシステム開発会社への外注では難しかった、「ビジネス判断のためのPoC」を提供してまいります。
まずは、お客様の実現したいこと、アイデアをお聞かせください。そのヒアリングをもとに、技術的な実現手段の方法を検討いたします。
技術的実現手段が決定後、ビジネスコンセプト検証を実施いたします。このビジネスコンセプト検証では、「顧客への提供価値」・「市場優位性」などのバリュープロポジションを中心におこないます。
通常、技術的実現手段を決定する前に、ビジネスコンセプト検証を実施するニーズ志向の考え方が一般的です。しかし、複雑かつ多様な社会において、明確なニーズに対して、競争優位性を持ったサービスを展開することは容易ではありません。
よって当社では、まず、アイデアを実現するための技術的模索を重視し、顧客への価値や体感を中心としたビジネス検討を提案しております。